今日の晩ごはんは何にしますか?
「フォアグラ~」
「北京ダック~」
「キャビア~」
ラーメンで良いでしょ?
最初から聞くなよ,ビンビンです。
昔、都田ダムで、メガバスの伊藤氏に会った折りに
ポップ-Xに、サインを頂きました。
懸賞で当たったラムネクリスタルのボディーに
「鬼手仏心」と入れて・・・
おそらくこの言葉を一番最初に釣りに使ったのは
漫画家、矢口高雄氏だと思います。
「釣りバカ達」では、もともと
医者の言葉として患者を治すために
たとえ手術を痛がっていても
鬼の手で患部を開き
仏の心で病気を治す
そんな言葉だったと思います。
皆が知っているのは「釣りキチ三平」の
茜屋流小鷹網のなかで
茜屋流鮎師の真髄として
「心に仏のやさしさを秘め
鮎に向かえば鬼の手を持ちてこれを漁る
すなわち鬼手仏心」
というくだりがありました。
狙った獲物は絶対に逃さないというのが「鬼手」
傷つけたり、獲れるからといって無残な獲り方をせず
鮎に対して愛情を持って獲るというのが「仏心」だと・・・
ただ獲ることだけに走り
魚のことを考えないで
魚を獲りつくせば、結局自分たちが困るのに
釣りキチ三平(矢口高雄氏)より引用
ちょうど今頃は、バスのスポーニングシーズンも終わりですが。
2~3ヶ月に及ぶスポーニングシーズン中に
バスを釣らないということは、現実的ではありません。
でも、せめてその中で、バスを守るために
何をしなければいけないのかを
考えなければいけないと思います。
少なくとも卵を守るオスが釣れてしまったら
その場所の近くで早く帰してやるとか
写真は、バスを地面に置かずに撮ったり
置いて撮る場合は、水で濡らした場所で撮って
魚体のヌメリが取れないように気をつけるとか
一度に5匹の魚を持つ「フンガー持ち」の写真は
持つのに時間が掛かってしまい
バスへの負担が大きいので
せいぜい2匹までにするとか
バスのアゴに体重を掛けすぎると
特に大きいバスほど体重でアゴが外れて
エサを取れなくなる可能性があるので
バス持ちの時もアゴを開きすぎないなど。
全て、バスに愛情を持って接することが
回りまわって、自分達のためになるという事ではないかと
久し振りに、釣りキチ三平を読んで
思ったままに書いてみました。